巻一 第六章 侍従は、父の実家にいる日々も重なったので、そういつまでもこうしているわけにもいかない、山に帰り上らねばと思ったが、人には語れない稚児への思いが思いが日々強くなっていった。なぜに縁もゆかりもない人と出会って心を悩ませるのだろうと…
巻一 第七章 侍従は山に登っても、白河のことばかりが気にかかって物思いに沈んでばかりいた。律師も侍従が尋常ではないことに気づきあれこれ訪ねて不審を募らせる。そんなわけで、用件が済んだからとさっさと山を下りるわけにもいかず、どうにも仕方なく四…
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