第七章 律師はこの返事を見て心浮かれる。 まだ逢ってもいないのに逢瀬の後の別れのつらさを思いやり、山へ帰ろうとの心は全く起きない。暫くはここに留まって、せめて遠目にでもあの梢を眺めて暮らしたいとさえ思うが、それはさすがに節度を欠く行いだろう…
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