religionsloveの日記

室町物語です。

あしびき㉒ーリリジョンズラブ2ー

巻四 三第章

 来鑒鑒は自房へ帰ってすぐにところどころの悪党を呼び集めて、「今夜、いささかやらねばならぬことができてしまったのだが、助勢していただけないかな。」と言うと、みな承知して、丑の刻ほどに天害の門の辺りに集合しようと約束した。

 その後、上座の留守を守る冠者たちを呼び出して、「あれこれ考えることがあって、上座の宿所に泊まっていると聞く者どもを今夜秘かに打とうと思っている。このことは誰にも言うではないぞ。もし房内に不都合があったら、急いで我らに知らせよ。よいか、もし裏切ったらただでは置かないぞ。」ときつく言い含めた。

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参照 芦引絵


 

(注)悪党=反権力的な武装集団。